この春、我が家の子ども3人のうち2人が実家を離れ、それぞれの地域で暮らすことになった。
今年20歳になった長女と高校生になった長男である。
今回は長女の話。
彼女は河口湖のとある旅館に就職。寮での一人暮らしが始まった。
親として気になることはただひとつ。それは食生活。
時々送られてくる食事の写真を見る限り、家から持ち込んだ土鍋で炊くご飯と味噌汁中心で、なんとか頑張っている様子。
仲居の仕事は朝出勤、昼前後6時間ほど休憩が入り、夕方からまた出勤となるのだそうだ。
その「中抜け」と言われる長めの休憩をうまく使い、食材の購入に出掛け、食事の下準備をしているらしい。
(たまたま今日のメニューを聞いたら、、ぶり大根とのこと。「料理楽しい〜♪笑笑」と返信がきた)
ぶり、今、旬では無いが、、。
えらいもんだな〜〜関心、関心!!
相当きつい仕事らしく、体育会系の彼女であってもかなり体力が必要!という。
先日は23:30近くに仕事終わったよLINEが入っていた。
多い時は新入社員の半分ほどが辞めていった年もあると聞いたという。
厳しい世界だろうと想像する。。が、
「橋本さんは大丈夫そうね〜って先輩に言われたんだけどー♫♫」と嬉しそうに言っていた。
「私、絶対仲居人気ナンバー1になる〜!!」と内定を頂いた時から言葉に出していたどこまでもポジティブな彼女の様子が想像できる。
が、しかししかし想像を遥かに超えて仕事はキツイようだ。
でも、そんな時、親は何もしてあげられないわけで。。。
「その辛い壁をクリアした人のみが勝ち組だーーー!!頑張りや〜〜〜!!」とエールを送った。
それよりもそれよりも、、
自分の子以上に気になる話は、同期仲間の食生活。
「今日、何食べた?」の話に毎回なるようなのだが、
「みかんとトマト」?
「おかし」
「カップ麺」
「冷凍食品」
「食べてな〜い」などなど。。
「レンチンするのもめんどくさいから〜」と話す子もいると言う。
電子レンジも面倒くさいって。。。どう言うこと???
我が家はこの時代にも関わらず、十数年電子レンジのない生活をしてきているので逆を言えば娘はレンチン!で食事をする意識はない。
レンチンが面倒なら包丁で食材を切るとか、やかんでお湯を沸かすとか、、、無いのでしょうか。。
お茶を淹れることは洗い物が増えるし、飲み物はやっぱりペットボトル??
4月のスタート時点であれば新しい環境にワクワクして少しは料理もやってみようかな、とか思わないのかな〜?
と思うこと自体が私、おばさん??(いや、間違い無くおばさんですが)
どうなのかしら〜。。。
これだけの体力も使うであろう仕事をその食生活では身体も心も持たない。
倒れるのも時間の問題だと想像つくのは私だけでは無いはず。
若人たちは喜びに胸をふくらませこの仕事についたことでしょう。
リタイア組が出始めないことを祈るばかりです。。
娘に「たまには一品持ち寄り食事会でも誘ってみたら?」と伝えたが、「今は始まったばかりでそんな余裕はない、自分のことで精一杯。まじでキツイからー!」と。
最近の若者たちが1人暮らしが始まってこのような食生活をしているようであれば、そりゃ〜続かず辞めていく子、続出するでしょう。どんな仕事であっても。。想像つきます。納得。。
今年初めて子どもを送り出し、心底思ったこと、それは学校のお勉強ばかりができるできないの問題ではなく、、(我が家の子らは運動音痴ならぬ勉強音痴!?)健康な体づくりを自ら考えて工夫できるか出来ないか、それに尽きる。とにかく健康な身体、体力と精神力さえあれば、そこからさらにいままで培ってきた体験、経験を使っての本当の生きる力を発揮出来る。
食がすべての土台。
親業最終目的は何だかんだ言っても特に和食ご飯、これを作れる子に育てる。そうは思ってはいたけれど、本当の意味で本気でこれに気づいた。
だって送り出し後、なにも心配する事もなく、安心して自分の事に没頭して優雅な気持ちで日々を過ごしている自分がいるから。
先はどうなるかわからないけれど、今のこの気持ちは達成感〜♫♫
もう1人、高校生の娘がいる。さてさてそろそろ送り出しへの終盤戦。
次の送り出し後も「私」が(笑)毎日優雅な気持ちで日々を送れていますように〜♪(^人^)
M.Hashimoto