★なんだか急におかしくなった時の魔法の呪文〜

Apple好きのひとりごと コラム

一休さんが現代にいたら、さまざまな問題を出されたことであろう。
有名な「屏風の虎退治」は足利義満が一休に出した問題の一つ。
「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」と義満が訴えたところ、一休は「では捕まえますから虎を屏風絵から出して下さい」と切り返し、義満を感服させた。
その他に、「このはしわたるべからず(『この橋を渡るな』の意)」もある。
現代において、この様なとんちを効かせるようなことは少なくなってきたと思います。

電化製品には取扱説明書(以下、取説)が付き使い方が丁寧に記載され、できることできないことが明確に書かれている。しかしながら現代人はこの取説を読む人が少ない。何故なら読んでもカタカナ言葉が多く意味がわからないからだ。
だからメーカーも機器を使い易いように工夫をしてUI(ユーアイ、ユーザーインターフェース:機械と人を繋ぐ自動化のボタンなど何か2つのものの間で情報などのやりとりを行う方法や方式、手順・やり方のこと)を考えている。

Windowsが登場するまでのパソコンは「コマンド」といって任意の文字列を使って指令を出して値を導き出す専門的なものでした。
1970年代に登場したWindowsのOS(オペレーションシステム)はUIを改善し個人が使えるようになりパソコンが一般に普及するきっかけになりました。
1993年にシャープから発売されたザウルスはスケジュール管理やアドレス帳、専用のスタイラスペンで入力する電子手帳という新たな分野でビジネスマンに人気となりました。通信方法もポケベルから携帯電話へと進化していきスマートフォン(以下、スマホ)へ形が変わり、UIも物理的なボタンから液晶画面のアイコンへと変わってきて、様々な事を誰もが簡単にできるように自動化してくれています。

そんな現代に於いて、スマホやタブレット、パソコンなど今まで普通に操作して出来ていたことが急に反応しなかったり、操作が進まないことが間々あります。こういう事をバグ(bug、英語で「虫」の意)、コンピュータプログラムの誤りや欠陥、不具合と呼ぶことがある。
そんな時あなたはどうしますか? 
私のところにもよく相談がきます。電話の向こうではいつも通りに操作しても動かないので焦って動揺している様子が手に取るようにわかります。
相手の話を聞いて何がどうなるのかを一通り聞いてみますが、要領を得ない事があります。
そんな時、私はひと言で解決に導く魔法の呪文を言い放ちます。再起動してみて!
大抵のことは再起動することによってバグがなくなり通常の動作に戻ります。皆さんもこの魔法の呪文を覚えておいてバグの際には使って下さい。
しかし、この呪文は電子機器にしか効きませんのでご了承ください。人間に再起動があれば正常に戻れるとするなら、それは睡眠ではないかと思います。しっかりとした睡眠はバグを消し去って快適に動けるようになりますから。

Y.Saito

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