この時期だから読みたいオススメの本

心の肥やし 図書館 コラム

このコーナーでは、この時期だから読みたいオススメの本?を紹介したいと思います。

SDGsについての情報がメディアで目立ってきたように思います。
諸外国では、以前から気候変動のニュースが毎日流れ、世界中が真剣に考えている問題ですね。

今回紹介したいのは、

『風の谷のナウシカ』原作全7巻 宮崎駿:作  です。

Amazonより

2019年の年末にスーパー歌舞伎で上演され、最近、テレビでも上映されました。


私の勝手な想像ですが、この時期にこの作品を選んだ意図を感じてしまいました。

気候変動が身近にある今、なんだか重なる部分も多く、考えさせられます。

菌ちゃん先生こと吉田俊道先生は、“ナウシカ”や“しし神”を自然への向き合い方の例として、自分の農業体験と重ねてとてもわかりやすく説明されます。

読む人によって、または読んだタイミングによって、それぞれピントのあうものが違うと思います。
(良い作品の特徴だと私は思っています)

歌舞伎をきっかけに読み直して、私の新しくピントのあった部分は、「生きること」自体の価値についてでした。


それぞれの感性で楽しんでもらえればと思うので詳しくは省かせて頂きますが、ご興味のある方はそういった視点で、読み直していただければと思います。

自殺者が増えていると聞きます。

恐怖を煽るようなニュースだけでなく、生きる糧になる情報が溢れたらいいのに、と感じています。

この文章をきっかけに読んだ方、または読み返した方が、新たな発見をして、少しでもより深みのある人生になれば幸いです。

A.Hijikata

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