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今、日本は15人に1人が体外受精で生まれているという記事を目にしました。ここ数年でかなり増加しています。
その原因に、晩婚化による高齢出産や生活スタイルの変化があると思います。また、女性だけでなく男性の精子にも問題が出ています。
今回は東洋医学の観点から不妊症について考えてみました。
『原因』
①身体が冷えている。
(お菓子、チョコレート、アイス、ケーキなどの甘い物は身体を緩め、水を呼び身体を冷やします。フルーツや小麦製品のパンやパスタも冷やします。)
②飽食(食べ過ぎ)
人は食べ過ぎると子孫を残そうとする働きが弱くなります。戦時中は食べる物もなく貧しい食生活でしたが子だくさんの大家族でした。
実家の榊も水が切れると一斉に種を付けます。おそらく動物も植物も同じだと思います。
③農薬や添加物
農薬などに含まれる環境ホルモン(ダイオキシン類)は生殖機能に異常が出ると言われています。精子や卵子にも少なからず影響はあると思います。
『自身の経験』
私の妻ですが、33歳で妊娠し、3ヶ月後に胎内の心音が消え稽留流産となりました。
掻爬手術を終えてストレッチャーに乗った痛々しい姿を見て、妻の辛さが痛いほど分かりました。
私達は食の勉強もして食事には気をつけていたのに何故?という気持ちでした。そのことをいつもお世話になっているNさんに報告に行きました。
『悲しいのは誰だと思う?』
『それは産まれて来られなかった赤ちゃんなんじゃない?』
『その子が2人に命をかけて教えてくれたんだよ。』
その時、気付かされました。お母さんの胎内が”氷のベット”だったということを。。
それまで2人は外食が多く、ビールなどを飲み身体を冷やしていました。実際に夏でも靴下を履かないと寝られない妻でした。
今度はふかふかの温かいベットで赤ちゃんを育てないとと思いました。
それから冷たい物は食べない飲まない。温かい炊き立てご飯に和食。ウォーキングして血流改善。足りない部分は栄養補助食品で補う。
この生活を2年続けて畑を耕し、良い種にするよう冷え体質を改善していきました。特にアボガドの植物性オイルは身体も温まるので良かったと思います。
その後妊娠し、助産院で自然分娩をして、子どもが産道から出てきた時には妻よりも先に自分が号泣していました。(笑)
そして、医師から35歳の初産だけど胎盤がしっかりしているね!子宮の戻りが良いよ!何より出血が少なかったね!と褒められました。
今、その子が中学3年生になり自分の身長を越しました。
あの時、Nさんが本気で2人に叱ってくれたことは忘れません。
かけがえのない命を頂き本当にありがとうございます。
(個人的な感想です)
最後に、、
粟島行春先生が生前お話されていました。
川上から流れてきた種が石の上に辿りついたら発芽しませんが、温かく肥沃な大地なら芽が出て大きく育ちますと話されていました。
種と畑がしっかりしていれば、おのずと花が咲くのだと思います。
それが自然の法則だと思います。
M.Itou