精のつく食べ物〜53人の子供をつくった徳川家斉〜

おやじのつぶやき コラム

コロナ禍で体力・気力が落ちていませんか?昔からこんな時には、“精のつくもの”を食べます。

“精のつくもの”とは

今も昔も代表格は“うなぎ”ですね。江戸時代は、丸のままぶつ切りを焼いて食べたようです。

脂が滴り、いかにも精がつきそうなご馳走ですね。

高たんぱく・高脂肪で栄養があり、ビタミンA・B・Eが豊富だし、EPA・DHAもあって血行も良くなります。 

“山芋(自然薯・長芋)”も滋養強壮効果が高いことで有名です。

ぬめり成分はムコ多糖類で、ビタミンミネラルも豊富です。

古くから“山薬”“山うなぎ”とも呼ばれています。

“牡蠣”ビタミン・ミネラルが豊富で、特に亜鉛が豊富。

また、疲労回復効果のあるタウリンも含んでいます。

貧血では体も心も元気ではいられません。

亜鉛は、精子の形成や性機能を高める働きがあります。

徳川家斉(11代将軍)は53人の子供をもうけてた

徳川家斉像(徳川記念財団蔵)

さて、徳川家斉(11代将軍)は53人の子供をもうけました。

流産した7人と合わせると、60人も懐妊させました。

お家が途絶えないよう、沢山の男子が必要ですし、女子は嫁がすためにも必要でした。

江戸時代の殿様にとって最も大切なことは、跡取りを作ること。

とはいえ、家斉の強壮さは歴史上随一とも言われています。

その健康・強壮の秘訣としては以下が挙げられます。

  1. 早起きと散歩
    毎日必ず一番鶏の鳴く夜明けには起床し、軽く身支度を整えると、そのまま城内の広大な庭園を隅々までみっちり「散歩」するのを日課としていました。
  2. 冬でも薄着
    1年を通して「薄着」で過ごし、どんなに冷え込む季節でも普段は小袖に胴着のみ、部屋にある炬燵は使用せず、手炉(持ち運び極小ストーブ)で軽く温まる程度でした。
  3. 適度な運動
    1年を通して月に数回、猛暑や極寒、悪天候を問わず「鷹狩り」に情熱を傾けました。さしずめ現代のゴルフ愛好家と感覚は同じでしょうか。

家斉が生涯強壮を維持できた秘訣

もう一つ、家斉が生涯強壮を維持できた秘訣が「白牛酪(はくぎゅうらく)」です。「白牛酪」は、牛乳と砂糖でつくられた乳製食品で、当時は滋養強壮のほか若返りに効果がある薬として珍重されました。

「白牛酪」のつくり方は、熱した牛乳に砂糖を混ぜ、攪拌(かくはん)しながらさらに弱火で煮詰めて、固まり状になったところを型などに入れ、冷ましたら出来上がりです。

味はミルク風味のキャラメルに近いそうです。

しっかりと、たんぱく質を補助していたということですね。

結局、精のつく食べ物とは、アミノ酸バランスが良く、かつ、高たんぱくなこと。

ビタミンやミネラル、不飽和脂肪酸など血行促進効果のある栄養素を含んでいること。

かく言う私も、日々せっせとこうしたものを補助している。

いつまでも”若いねー”と言われたいのだ。

Y,Izumi

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