おやじのつぶやき

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黄帝内経素問を学ぶ③

蕃秀の季節 この時期、庭の雑草が驚くほど伸びてきます。 黄帝内経素問では、夏を"蕃秀"と呼んでいます。そもそも"蕃"とは茂ることで、"秀"とは美しいという意味です。現代国語辞典にも、 蕃茂=草木が茂こと秀美=他よりも優れて美しい とあります...
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黄帝内経素問を学ぶ②

未 病 素問の本文を読み進むと数ページで未病という言葉に出逢います。 養命酒のCMからすっかり有名な言葉になりましたが、この素問では『上医治未病也』との文で表現されています。 "未病"とは、健康と病気の間、あるいは病気になる前の状態のことと...
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『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』を学ぶ

入塾 東洋医学の研究家であった故粟島行春先生に執事した、九州大学薬学准教授の島添隆雄先生が私塾を始めることとなり、入塾しました。 黄帝内経は紀元前475年に書かれたとされ、中国(世界)最古の医学書と言われています。 この時代は、もちろん現代...
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うつと適応障害と閉所恐怖症

大坂なおみが"うつ"を告白、深田恭子は"適応障害"を発表し、共に休養に入ってしまった。 うつ病と適応障害、どちらも抑うつ症状が特徴だが、適応障害には原因となるストレスが明確にあり、そのストレスから離れると改善するのが特徴らしい。大坂なおみは...
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精のつく食べ物〜53人の子供をつくった徳川家斉〜

コロナ禍で体力・気力が落ちていませんか?昔からこんな時には、“精のつくもの”を食べます。 “精のつくもの”とは 今も昔も代表格は“うなぎ”ですね。江戸時代は、丸のままぶつ切りを焼いて食べたようです。 脂が滴り、いかにも精がつきそうなご馳走で...
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~酒は百薬の長ではないらしい~

私は酒飲みだ。ほぼ毎日呑む。 一番下の小6の娘は、二杯目を呑む父を見て『お父さん、のみすぎだよ』とたしなめる。私は、『二杯まではいいんだよ』と言いながら呑むのが常だ。 2年前、権威ある医学雑誌『ランセット』にアルコール摂取についての論文が掲...
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会食の自粛をしている喫煙者

9月2日、高校のクラスメートが永眠した。胃がんの終末期で余命が1か月と連絡があったのが7月23日。すぐに見舞いに行き、痩せこけた姿にもかかわらず、しっかりした話しぶりに感心した。 ターミナルケアに移行し自宅で療養することになり、『ここからサ...