『 過去か未来か? 』

Apple好きのひとりごと コラム

 かつて湘南ボーイと呼ばれたときがあった。高校からサーフィンを始め波があれば海へ通っていた。そんな私の師匠はドジ井坂さんの書いた「TRY IT SURFING」という本でした。

直接指導を受けたことはありませんが、1999年真冬の北海道ニセコスキー場で本人と出逢いました。私は添乗員の立場でドジ井坂さんはツアー主催者の一人として同行していました。勿論、ドジさんの著書を持参しツアーの最後にはサインをいただきました。その師匠が今年3月、天に旅立ちました。とても優しくて温厚で気さくな人でした。ご冥福をお祈りします。

ひと言で湘南と云っても範囲は広く、東は三浦から西は小田原くらいまでを指すらしいです。私は鎌倉七里ヶ浜や藤沢の鵠沼海岸でサーフィンしていましたが、どちらからも見えるのが江の島です。今では観光スポットとして有名ですが中学生の時はサッカー部の練習でよく江の島まで走らされました。島内に江島神社があり源頼朝が幕府を開くにあたり弁財天を勧請したと伝わっています。

 今年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」、毎週楽しみにしていますが歴史がかなり苦手の私には、登場人物が多く似たような名前が出てくるのと、誰と誰が血縁関係なのか分からないし、身内同士で殺し合いが起きているので理解に苦しみます。図書館で歴史の本を借りて勉強しようかと思いましたが本を読む習慣がないので無理だろう。そこで考えたのが予習と復習をYouTubeでする事でした。YouTubeで「鎌倉殿」と検索して何本かヒットしたビデオを見ました。その中から二人のチャンネルに絞り、上映時間が短く理解度が上がるものを活用する事にしました。

一つ目は、「かしまし歴史チャンネル」喋ってる人は川合章子(かわいしょうこ)さん、歴史・翻訳ライター、著書もありトークも軽快で1本が短く分かりやすい内容です。

二つ目は、「戦国BANASHI」歴史好きYouTuberの男性で戦国時代を中心に歴史上の出来事を解説していて、毎回、大河ドラマ放送後に解説をしてくれます。私的感情も入り楽しく復習にピッタリです。

この様に歴史を勉強すると現代に生まれた私は命の危機に怯えることなく過ごせることに感謝せずにはいられません。ロシアの侵略戦争は酷いことだと思いますが、日本でも江戸時代まで人を殺めてきた歴史があった事を教えてくれます。

 便利な世の中になって本を読まずして歴史の勉強ができるのはありがたいです。インターネットやスマホなどIT機器の普及によって、自宅のソファーでテレビを見なくてもスマホで見ることができる時代です。観たい番組をビデオ録画していた昔とは違って、現在はオンデマンド(利用者の注文に応じて、商品やサービスを提供すること)配信によって好きなときに見られます。ラジオにも同様のサービスがあって聞き逃した放送を1週間以内なら聴くことができます。

過去へ戻ると云えば映画バック・トゥ・ザ・フューチャーですが、1作目が1985年に2作目が1989年に公開されたSF映画です。劇中に設定された1985年から30年後の未来2015年の様子が描かれていましたが、今では過去になってしまいより面白さが増した気がします。またSF映画にありがちな時間を超える人間の冷凍保存ですが、冷凍技術の向上で100年後の未来に復活できるかもしれないとしたらどうでしょうか。アインシュタインのような人なら未来でも解凍して蘇らせてくれると思いますが、現代の凡人が100年後の未来に復活しても時代遅れの不要品となるのが目に見えているので未来の人は解凍しないで電源を引っこ抜いて終わりでしょう。(笑) 

 さあ、あなたは過去に行きたいですか、それとも未来ですか? いいえ、私は若くなりたい。

2022/4/12 Y.Saito

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