家にいて心が豊かになるものと言えば、読書!
このコーナーでは、この時期だから読みたいオススメの本を紹介したいと思います。
戦後75年。そして、まだまだ続きそうなコロナ禍で、人の在り方が問われるような毎日に、
『この世界の片隅に』作:こうの史代
をオススメしたいと思います。
原作は漫画
2016年に『君の名は』と同時期に映画館で上映され、2011年、2018年とテレビドラマ化されているので、知っている人も多いかもしれません。
私がこの物語で受け取ったメッセージは、
どんな状況でも、人は幸せを目指して生きる生き物である
ということです。
ある時期、第二次世界大戦の資料を読みあさっていた時期がありました。
山ほどの資料に囲まれて1ヶ月近く過ごしたからでしょうか、飛行機の音に恐怖を感じるようになり、最終的に7日間のうち合計4時間しか眠れないという状態になったことがあります。
心が架空の戦時中となってしまった私に、この作品は希望として沁みました。
物語を読んで感じることは人それぞれと思いますが、
不安が蔓延している現在の、ちょっとした希望になってくれたら幸いです。
A.Hijikata